某、〇〇共済(〇〇自動車共済)の加入者へ言いたいこと(大丈夫か?)

車を運転していれば当然事故もある。事故歴はほとんどが被害者の立場だが、一度だけは軽微な物損とはいえ加害者になったこともある。トラブルの経験もある。

当然、任意保険は加入している。掛け金は安くはないが、国内大手の損保である。事故が起きると高確率で任意保険のお世話になるわけだが、事故相手の任意保険が「〇〇共済」のことも珍しくない。事故相手の任意保険が「〇〇共済」だった事例を残しておく。

 

とある事故(狭い路地にて)

前方から車が接近、離合にギリギリの道幅のため、自車は左に寄せて停車相手車はあまり減速せずに(30km/hは出ていたと思う)強引に通過相手車は停車した自車に接触したが、そのまま停車することなく離れていく。Uターンして追いかけ停車させ、「あたったろうが、逃げるな!出てこい!」とファーストコンタクト。

 

明るいところに移動し顔を合わせる。相手は相当に酒臭い若い男性、助手席では若い女性(以下、助女)が怯えている。相手からは一言の詫びさえないが、とりあえず接触した部分をお互い確認。自車は右リアフェンダーとドア、相手車は右フロントフェンダー。停車した自車に相手車が接触した形であれば、基本的には相手車が加害者となろう。

相手は20歳の大学生(以降N島君)、「少年A」の特権は失ったが、まだまだ未来ある若者である。この場で警察を呼び事故処理を行ってもよいが、自分と同じ大学の後輩でもあり「反省の様子次第では」と変に親切心を出してしまった。

 

 私 酒飲んで乗っちゃいかんやろ。こちらの修理代はリアフェンダーとドアの板金塗装で10万ほどだと思うが、そっちで全部負担するなら警察は呼ばなくてもいいよ。あなたが加害者なのはわかるでしょ?どうする?」

 N島君 「お金がないから、ちょっと相談します」と、どこかに電話を始める。

(N島君、軽い接触事故と甘く見ると、一生を棒に振るぞと思いながら)待つこと10分ほど。N島君が私のところに寄ってきた。詫びでも口にするのかと思いきや、

 N島君事故はお互い様、あなたも半分は悪いでしょ!

だそうな。ダメだこりゃ。保険会社から「一方的に謝ってはいけない。自分が悪いと言ってはいけない」とでも入れ知恵されたのだろうか。「まずは相手にお詫びしなさい!」と教えればよいものを、ふざけた保険会社である。そもそも飲酒運転の身から出た錆、成人している大学生N島君の人生がどうなろうとも、これ以上かける情けはない。直ちに110通報、事故処理を依頼する。警察に相手が酒臭いと伝えると、「逃走しないように見張ってください。これから酒を飲まないように見張ってください」と指示を受ける。

 

警察到着。到着した警官は偶然にも自分の後輩。事故相手も警官も大学の後輩だ。世の中は狭いことを実感。相手は相当に飲んでいる様子だが、千鳥足でどうにか現場検証。検証終了後に全員警察署へ移動。

警察署にて、「私」「N島君」「助女」、それぞれ事情聴取。

 私 簡単に事故のおさらい。要望として、「反省の色が見えないN島君に処分を望む」と伝える。

 N島君 どこで何時から何をどれだけ飲んだのか。誰と飲んだのか。飲んだ後に車に乗ったことを一緒に飲んだ同席者は知っているのか。乗ることを知ってて一緒に飲んだのか。まあ、あれこれ事細かに確認されるらしい。

 助女 幇助の容疑でN島君同様、入念な取り調べがあるらしい。

警官の話では、血中アルコールの濃度が高く検挙となるそうだ。N島君、逮捕だよ。逮捕歴は履歴書に書かないといけないし、まだ若いのに苦労する人生になりそうだね。彼女であろう助女もタダじゃ済まんだろうな。

 

事故の翌日、N島君から電話があった。何の挨拶も詫びもなく、開口一番、

 N島君2割くらいはそっちも悪いそうです。修理代の全額は出せません」だそうな。

 私「そうですか。検挙でしょ?いろいろ頑張ってね。N島君じゃ話にならないから、早く保険会社から連絡させてね」と話を終わる。

後にN島君の保険会社から入電。ぶっきら棒に、

 〇〇共済「〇〇共済の担当△△です。過失割合は8:2で・・・」ってさあ、面識もないんだから、まずは挨拶だろ?これだから〇〇共済は・・・と思いながら、非常識な〇〇共済の担当△△とやりとりが始まる。

 私「N島君から停車した自車にぶつけられました。なぜゆえに私に過失があるのですか?過失2割の根拠は何でしょうか?」

 〇〇共済「いや、そちらも少し動いてたかもしれないんですよ。N島君がそのように言ってまして。どちらも動いていたとすると、双方に過失があることになります」

 私「はあ、動いていたかもしれないですか。私は停車してましたが。実況見分調書は確認されてますよね?

 〇〇共済「とにかく、動いていたとN島君が・・・

 私「正しく運転をしていてぶつけられた私は停車していたと証言している。逮捕されるほど飲んでいたN島君の妄想が正しく、一滴も飲んでいない私の記憶は間違っていると言ってるのか?」

 〇〇共済ですから、N島君が・・・

 私「もう結構です。気分が悪くなってきたので、病院に行き診断書をとってきます」

 〇〇共済「え?人身事故ですか?」

 私「はい。あなたたちのふざけた対応のお陰で、良くなりかけてた体調が悪くなってきました。治るまで毎日でも通院します」

 〇〇共済「・・・」

 

ということで、病院に行き正直に症状を説明。

 私「昨日軽い接触事故を起こしました。軽い吐き気があります。少し胃の痛みもあります」

 医師「レントゲンでは異常はありません。心理的なものかもしれませんね。吐き気止めと胃薬を2週間分出しておきます」

帰りに警察署へ診断書を提出。これで「飲酒運転」+「人身事故」+「逮捕」が成立。人生においては、「リーチ一発自摸タンピン三色ドラドラで倍満!」くらいの破壊力はありそうだ。

N島君、大学にもバレルからね。

 

後日、N島君から入電。やっと現実が理解でききたのか落ち込んでいる様子。

 N島君「あのー、この前はすみませんでした」

 私「やっと悪いとわかったんだね。N島君に言ってもわからないかもしれないが、N島君の事故担当は最悪だよ。顧客に損ばかりさせてるじゃないか。顧客に適切なアドバイスができない物損の補償数万円を不当にケチるこれじゃまとまる話もこじれる。あなたたちが普通に対応してくれれば、人身事故にまではしなかったのに」

 N島君「はい迷惑をかけてすみません。大学は停学になりました。〇〇共済とは僕も揉めています両親も〇〇共済に対応が悪いと文句を言ってます。いろいろすみませんでした」

 私「・・・」

 

最終的に、過失割合は10:0となりました。〇〇共済は終始横着な態度で、この事故の最大の被害者は加入者のN島君かもしれません

 

今回の〇〇共済の事故担当はあまりにも非常識な上、アジャスターとして何も勉強してないのでは?と思わせるほど無知でした。損保業界では考えられないことですが、〇〇共済の仕組みや人事にも大きな問題があります。

〇〇共済の〇〇は、本来食料品を専門に扱う事業所ですが、自動車共済を扱うからには専属の担当が必要となります。ここで、しっかり教育を受けた職員が担当になればよいのですが、食料の仕入れ担当が突然自動車共済の担当になり事故を扱う。これが〇〇自動車共済です。

事故が起きると、双方の事故担当が戦います。過失割合で揉めることも日常茶飯事です。揉めた時、損保の百戦錬磨の事故担当と、食料品に詳しい事故担当、どちらが有利に戦うことができるのか、争いを丸く収めることができるのか、考えるまでもありません。仮に、自分が車で人を轢き殺し、被害者に対してこのような対応をされたらと思うとゾッとします。少しばかりの掛け金をケチって、一生を左右する損を被っては洒落になりません。

 

結論 自動車保険は損保で加入しましょう。

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